もじのすけ の文字ブログ

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文字について考えたことをつづっています

文字と絵の違いは「発音」

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目次

  

 

こんにちは。もじのすけです。

 

このブログでは、以前

文字と絵の境目が曖昧だということを

お話ししました。

mojinosuke.hatenablog.com

今回はもう少し、

「文字と絵の違い」について、

考えてみたいと思います。

 

 

1 文字と絵の違いは何ですか

 

みなさんは、

「『文字と絵の違い』を説明して。」と言われたら、

どうしますか。

 

 

「うーん、わかりません。」

「なんでそんなことを聞くの?」

「どうしたの?」

「あなたはどう考えるの?」

と問い返す。

あるいは、説明拒否。

など、

スルーする方法もありますよね。

私は苦しまぎれにけっこう使います。

 

それはそれとして、

何とか答えるとすれば、

どんな説明になるでしょうか。

 

 

私は、

「声に出して読めるかどうか。」

つまり、

「発音できるかどうか。」

だと思っています。

 

 

2 表意文字は発音可能

 

文字には、

表意文字表音文字があります。

 

例えば、

漢字のような表意文字について

考えてみましょう。

漢字には、

音読みと訓読みがあって、

発音できますよね。

 

もちろん、

漢字にも「々」などの

発音できない不読文字があり、

これは例外といえます。

ですが、

このような例外は、

漢字全体の数からすれば少数なので、

今回の話の中では触れません。

 

私は言語学者ではないので、

文法などの正確なお話を

するつもりはありません。

 

ですので、 

これからの話は、漢字に限らず、

「主に」「多くは」という意味で

お話ししていると思って下さい。

 

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3 表音文字も発音可能

 

それでは、

表音文字はどうでしょうか。

 

やはり

発音できると言ってよいと思います。

 

 3-1 ひらがな・カタカナは発音可能 

 

表音文字のうち、

例えば、

ひらがな・カタカナは、

1文字ずつ発音できますよね。

発音に合わせてきれいに並べたものが

「50音表」になります。

 

 

 

 

 3-2 アルファベットも発音可能 

 

それでは、

アルファベットはどうでしょうか。

最近よく聞くような気もしますが、

一般的で有名な英単語なので、

PEN(ペン)

PINE(パイン)

APPLE(アップル)

の「P」を考えてみましょう。

 

まず「P」は文字そのものとして

「ピー」という発音を持っています。

 

また、

「P」は他の文字とくっついて

発音が変わっていきます。

 

「PEN」の中では、

「P」が母音の「E」とくっついて

「PE」=「ペ」

となります。

そして「N」とくっついて

「PEN」=「ペン」

となります。

 

「PINE」の場合には、

「P」が母音の「I」とくっつくと

「PI」=「ピ」か「パイ」

となります。

さらに「NE」とくっついて

「PINE」=「パイン」

となります。

 

「APPLE」の中では、

子音の連続である

「PP」で「ップ」となり、 

「A」+「PP」=「アップ」

になり、

「A」+「PP」+「LE」では

「APPLE」=「アップル」

となります。

 

無理に

ピコ太郎にからめようとして

例が多くなってしまいました。

何の話か

わからなくなってきましたね。

 

要するに、

表音文字であるアルファベットも

発音できますよ、

ということが言いたかったのです。

 

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4 文字は発音可能 

今までの話から、

どうやら

表意文字表音文字も発音可能だ、

つまり、

文字は発音できる

ということが

わかっていただけたかと思います。

 

 

5 絵は発音できない

それでは、絵はどうでしょうか。

答えははっきりしていますよね。

 

例えば、

織田信長の字をなぞってみた。 - もじのすけ の文字ブログ

でご紹介した

織田信長の人物画を見て下さい。

 

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紙本著色織田信長像(狩野元秀画、長興寺蔵)

Wikipediaより引用

 

なんとも言えない表情です。

この絵に描かれた

人物の表情は

何かを雄弁に語っている

かもしれませんが、

発音はできません。

他方、

絵の上下の文字は

読みにくいかもしれませんが

発音が可能です。

 

上下に文字が書いてあるのは、

絵で表しきれない情報

(絵の人物が織田信長である

ということなど)を

説明するためでしょう。

 

この人物画は、

絵が示す情報と文字が示す情報を、

使い分けて、

表現しているのだと思います。

そして、

文字が示す情報は、

文字が発音できることによって

絵よりも具体的に伝えたい

情報や概念を

伝えているのだと思います。

 

ただし、

絵と文字のどちらが具体的かは、

送り手の方で

送りたい情報が何か、

見る人の側で

受け取りたい情報が何か、

によって

相対的に異なってくる

と思います。

 

 

 

 

6 文字と絵の違いは「発音」

結局のところ、

文字と絵の違いは

発音できるかどうか

だと思います。

・文字は発音できる。

・絵は発音できない。

ということです。

 

今までの例は大丈夫でしたが、

いつでもそう言えるのか、

について,

もう少し具体的に

確かめてみる必要がありそうです。

 

そういうわけで、

次回は、

文字と絵の境目と思われる

ケースを挙げて

これは文字なのか?絵なのか?

について

具体的に検討してみたいと思います。

 

今回はここまでにします。

おつかれさまでした。

 

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