【目次】
(冒頭の作品)
Lute
Date:200–500
Geography:Made in Egypt
Culture:Roman/Byzantine
Medium:Wood with traces of paint
Dimensions:Overall: 4 3/4 x 1 7/16 x 28 13/16 in. (12 x 3.7 x 73.2 cm)
もじのすけです。
今回の記事では、前回の記事の続きとして、「先入観をもって文字を読むこと」についてお話ししようと思っていました。ですが、気が変わりました。「先入観」関係の話は後回しにします。
今回は「文字と音の違い」についてお話ししたいと思います。
ですが仕事の都合で、記事を書く時間が十分に取れませんでしたので、今回は問題提起だけにして、続きは4月24日(火)にお話しします。
サカナクションの「アルクアラウンド」という曲があります。8年くらい前の曲ですが、その曲のプロモーションビデオ(PV)は特徴があります。文字と音の比較ができる点です。
そのPVを参考にしながら話を進めていきましょう。
1 サカナクションの「アルクアラウンド」
それではさっそくですが、
www.youtube.com (Victor Entertainment 2009/12/24 に公開)
「私は忙しいんだ!時間を短縮したい。」という方!今の私は共感できます!
そんな方のために、検討したい部分からご紹介します。42秒経過からです。それがこちらのアドレスをクリックしてください。40秒節約できますよ!
https://youtu.be/vS6wzjpCvec?t=42s
2 音は消え、文字は残る
みなさんはご覧になってどのように感じられましたか?
私は「音は消え、文字は残る」ということを実感します。
ボーカルの山口一郎氏が歌った言葉は、音となって消えていく(音の消失性)。歌った言葉の文字も、山口氏の手によって、カメラの位置によって現れ、そして消えていきます(文字の消失性)。
ですが、山口一郎氏が歌った言葉の文字は残っています。消えているように見えるのは、実際にはカメラがスライドしたからです。カメラの移動を停止するか、見る側が現場にいれば、歌詞の文字が残り続けていることがわかるでしょう(文字の残存性)。
つまり、このように言えるでしょう。
音は消える・・・音の消失性
文字は残る・・・文字の残存性
ちなみに「文字の残存性」について過去に触れた記事はこちらです。
ここで考えてみてください。
逆に、音が消えなかったらどうなるでしょうか。
みなさんが聞いている音がいつまでも残っていたら・・・。
音がどんどん溜まっていって、頭がおかしくなりそうです。
それでは、文字はどうでしょうか。みなさんが見ている文字がいつまでも残っていたら・・・。
事実として、文字は残っていますよね。みなさんは視界に文字が入ったら、どうですか?ずっと気になりますか?
実際には、そんなに気にならないのではないでしょうか。たとえば、電車に乗っている人が「車内広告の文字がしんどくて頭がおかしくなりそう」となることは、あまりないように思います。
「文字が残っていることがそんなに気にならない。」その理由はあります。
次回は、アルクアラウンドの文字の意味や、文字が残っていることがそんなに気にならない理由をお話しし、「音の消失性・文字の残存性」についてもう少し深めて検討してみたいと思います。
「音は消え、文字は残る」
考えてみると当たり前ではありますが、実は奥が深いです。
次回に考えてみましょう。
それでは短いですが、今日はおつかれさまでした。
Ennanga
Culture:Ganda
Date:19th century
Geography:Uganda
Culture:Ganda people
Medium:Wood, vegetal fiber, snake skin, hide
Dimensions:Height: 29 15/16 in. (76 cm)
Width: 8 1/4 in. (21 cm)
上杉謙信の手書き文字から作った
「けんしんフォント」無償公開中
【ダウンロードはこちら】
↓
http://mojinosuke.hatenablog.com/entry/2017/04/06/130000
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