【目次】
(冒頭の作品)
芦雁図屏風
Artist:Maruyama Ōkyo (円山応挙 Japanese, 1733–1795)
Period:Edo period (1615–1868)
Date:right screen: 1774
(原本はNYメトロポリタン美術館蔵)
もじのすけです。
今回は、
毎週木曜日の定期更新とは別の
不定期更新記事です。
1 今回のテーマ
言葉によるコミュニケーションの濃さ
について
考えてみたいと思います。
2 言葉のコミュニケーションの濃さ
2-1 言葉のコミュニケーション手段
今の私の生活は、
もっと文字や言葉に囲まれています。
家族と暮らしていますし、
仕事で人と連絡します。
朝から晩まで言葉に囲まれ、
使いこなす生活を送っています。
私たちは、
1日の中でどのような
言葉のコミュニケーション手段を
使っているでしょうか。
多分、手段として考えられるのは、
こんな感じではないかと思います。
①直接会って話す
②電話で話す
③手紙を送ったり受け取ったりする
④FAXを送ったり受け取ったりする
⑤メール・SNSでやりとりをする
これらがほとんどでしょう。
例えば、
以前の記事で
私の帰宅時間を質問し、
「行ってきまうす」と書かれた
娘の連絡がありました。
文字と言葉に囲まれているという話 - もじのすけ の文字ブログ
これはどの方法になるでしょうか。
これは
娘が手書き文字を直接書き、
私がその文字を直接読んでいるので、
③手紙と同じ方法といえましょう。
ですが、
手紙を書く場合など
手書き文字を書く機会は
どんどん減ってきています。
私たちが現在使っている手段としては、
⑤メール、SNSが圧倒的に多い
と思います。
2-2 濃い順に並べてみました
それでは、これらの手段を
コミュニケーションの濃い順に
並べるとどうなるでしょうか。
コミュニケーションの濃さを
どのように表現するかは
意見が分かれるかもしれませんが、
一応、
「誤解が生じにくい手段」
としておきたいと思います。
①会う②電話③手紙④FAX
⑤メール・SNS は
どんな順になるでしょうか。
どの手段でも
同じ分量の言葉を
送り合うことを前提にして
みなさんも考えてみて下さい。
私の場合は、
濃い順に
①会う>>②電話
>>③手紙(手書き文字)
>④FAX(手書き文字)
>③手紙(活字)
≒④FAX(活字)
>⑤メール・SNS
となります。
ちょっとだけ
具体的に考えてみましょう。
2-3 ①会う
なんと言っても
①会うのが一番でしょう。
表情や顔色、姿勢など、
言葉以外の情報も
盛りだくさんです。
言葉でも、言い方、声の大きさ、
話すペースなどがあり、
表情などと組み合わせると
相当のことがわかります。
その意味で、
①会う のが一番濃い。
会っているときだと、
冷たい感じで何か言われても、
ツンデレなのか、
本気で嫌われているのか、
すぐにわかることでしょう。
あいにく
私の場合は前者ばかりのはずですが。
2-4 ②電話
次にくるのが、②電話です。
電話では表情は見えません。
ですが、
悲しいかな、
私には
人の顔色をうかがうクセがあります。
声でもかなりのことがわかります。
もしメッセンジャーなどで
画像込みのテレビ電話を使うなら、
もっとわかると思います。
その意味で、
②電話が二番目に濃い。
2-5 ③手紙と④FAX
その後に来るのが、
③手紙 と ④FAX です。
④FAXは、コピーみたいな物なので
基本的には③手紙(現物)の方が
濃い手段だと思います。
ですが、私の中では、
③手紙 と ④FAX で
・手書きなのか
・活字なのか
の方が重要です。
③手紙でも④FAXでも、
手書き文字の場合も活字の場合も
あると思います。
プライベートでは手書き文字、
仕事の場合は活字、
が多いかもしれませんね。
手書き文字の方が
活字より読み取れる情報が多いことは、
「手書き文字と活字の違い」
シリーズで何度も書いていますよね。
ですので、私の立場からすれば、
③手紙(手書き)>④FAX(手書き)
>③’手紙(活字)≒④’FAX(活字)
となります。
2-6 ⑤メール・SNS
⑤メール・SNSは
紙などに印字されるわけではなく、
電子媒体上での
活字のやりとりなので、
③手紙 や ④FAX よりも
コミュニケーションが濃いとは
思えません。
3 まとめ
ということで、
私の場合は
①会う>>②電話
>>③手紙(手書き文字)
>④FAX(手書き文字)
>③’手紙(活字)
≒④’FAX(活字)
>⑤メール・SNS
です。
みなさんはいかがでしょうか。
②~⑤あたりは
人により、見解が異なりそうです。
「③④は使わない。⑤だけ。」とか。
家族や周りの人に聞いてみて
違うようだったら、
考察してみようと思います。
上杉謙信の手書き文字から作った
「けんしんフォント」無償公開中
【ダウンロードはこちら】
↓
http://mojinosuke.hatenablog.com/entry/2017/04/06/130000
定期的に読んでいただけると嬉しいです。
↓↓↓