【目次】
(冒頭の作品)
Cylinder seal
Period:Mitanni or Old Babylonian
Date:ca. 15th–14th century B.C.
Geography:Iran, possibly from Tepe Giyan
Medium:Faience
Cylinder seal | Mitanni or Old Babylonian | The Met
もじのすけです。
今日は雑感を書こうと思います。
テーマは「スケジュール管理の方法での、手書き文字と活字のバランス」です。
先に断っておきますが、この記事は私の悩みを書いたものであって、スケジュール管理のノウハウを披露するものではありません。
私が悩んでいる様子をクールに見ていただき、もしどこかお役に立つところがあったら望外の幸せです。
1 スケジュールはどこにある?
みなさんは、スケジュール管理はどのような方法を使っていますか。電子媒体に活字を打ち込みますか。それとも手帳などの紙に手書き文字を書き込みますか。
私は普段当日のスケジュールを立てるときは、パソコンやスマホで活字を使っています。1日よりも長いスケジュールも同じように活字で管理しています。
当日のスケジュールに関しては手書きで計画を立てることもあります。
電子媒体への活字の打ち込みの方法と紙への手書きの方法をどうやって使い分けているかというと、「気分」です。
気分で使い分けていますが、正直なところ、どちらもしっくりきません。
2 予定変更には活字
私の場合、あまりにもたくさんの課題が出入りするので、予定変更がつきものです。1日の最初の方は計画どおりにスケジュールが進んでも、お昼前頃から段々崩れてきます。原因ははっきりしています。私が予定の枠の中に他の用事の入り込みを許してしまうからです。
予定変更をするときは、活字の方がよいと感じています。
活字で予定を打ち込んでいるときは、整然と予定が並び見やすいです。急な予定変更があっても、1つ1つの予定の時間を変えたり、順番を並べ替えたり、加除訂正ができるので、とても重宝しています。
反対に手書き文字だと、書き直すと修正線が残ってどんどん汚くなっていきます。予定変更で修正をすると、修正の線が目に入ってきます。「あー、計画通りできなかった。」と思ってしまい、計画を立てた時の自分に対して一種の罪悪感を感じてしまいます。
予定変更への対応という点で考えると、パソコンやスマホを使って活字で予定を立てた方がよいと思っています。
3 予定の見返しにも活字
予定を見返すときも、活字の方がいいです。
私はパソコンで文章を作って作業をすることが多いので、1日の時間の大部分はパソコンに向かっています。活字の場合は、すぐモニター上に1日のスケジュールが現れるので、見返しやすいです。作業に入って、見たくないときには、すぐに視界から消せます。
手書き文字で書いているときはこうはいきません。見返すためにいちいち紙を取り出したり、隠したりするのが面倒です。そこで工夫として、手書きのスケジュールをPDFにしてモニター上に現れるようにしています。ですが、PDFにして保存するのが面倒くさくて、予定変更の場合にはさらなる書き直し後の「PDF化+保存」のやる気を失っています。
4 予定を変更するかどうかの検討には手書き文字
反対に、手書き文字の方がよいときもあります。
予定変更をするかどうか検討するときの心の揺れ動きぐあいが違うような気がするのです。
メンタリストdaigoの著書「自分を操る 超集中力」( かんき出版 (2016/5/31))を読みました。その本では、心の揺れ動きで使う心のエネルギーを「ウィルパワー」としています。ここでは読みやすさの観点から、単に「心のエネルギー」としておきます。
活字で予定を立てているときは心の揺れ動きが大きいです。
もともと計画したスケジュールですが、1つ1つの予定がどこかふわふわしていて、いつでも変えていい、という流動的な感じがするのです。この「いつでも」というのがくせ者でして、計画以外の用事が現れたときに、いちいち変更すべきかどうかを検討し、心のエネルギーを消費してしまうのです。
これに対して、手書き文字のときは比較的心が揺れ動きません。
手書き文字で予定を書いたときは手が感触を覚えているので、「あの予定の次はこの予定だったな。あれが大体これくらいの時間だったな。」と、スケジュールのかなりの部分が記憶に残っています。そうすると、新しい用事が入ろうとしてきても、よほどのことがない限り予定変更をしない方向で考えることになり、予定変更を検討するにあたって、心のエネルギーをそれほど消費しなくてすみます。
5 スケジュール管理と手書き文字・活字
計画を立てたスケジュールを変更しなくてよいなら、手書き文字も活字もどちらでもこだわりはありません。
ですが実際には、押し寄せる用事とのかねあいで、変更の連続になっています。そうなると、手書き文字も活字も今ひとつで迷っています。
手書き文字だと、変更の検討に心のエネルギーをあまり消費しなくてすむけれど、いったん変更すると書き直したり、見返したりする気がなくなってしまう。
活字だと、度重なる変更に対応しやすいけれど、変更の検討のたびに心が揺れ動き、心のエネルギーを消費して疲れてしまう。
私のスケジュール管理は、職場の人に把握してもらう必要もあるので、基本的には活字です。活字でやっていく覚悟をすべきなのかもしれません。ですが、立てたはずの予定のふわふわ感には違和感があります。
ずっと迷っています。視野が狭くなっている気もします。
スケジュール管理については、手書き文字か活字かという方法だけでなく、スケジュール管理の心構えの点など、総合的に工夫を検討した方がよさそうです。
下の写真はくさび形文字が彫られた銅のタブレット(銅板)です。スケジュールを文字にして管理すると言っても、文字を彫るよりはずっとカンタンです。私のスケジュール管理など、昔の人から見れば贅沢な悩みなのかもしれませんね。
Cuneiform tablet
Period:Iron Age
Date:1st millennium B.C.
Geography:Western Iran
Culture:Iran
Medium:Bronze
Cuneiform tablet | Iran | Iron Age | The Met
上杉謙信の手書き文字から作った
「けんしんフォント」無償公開中
【ダウンロードはこちら】
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http://mojinosuke.hatenablog.com/entry/2017/04/06/130000
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