（冒頭の作品）
Artist:Jan van Goyen (Dutch, Leiden 1596–1656 The Hague)
Date:early 17th–mid 17th century
Medium:Black chalk, gray wash
Dimensions:sheet: 3 3/4 x 6 1/8 in. (9.6 x 15.6 cm)
Classification:Drawings
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/381623
もじのすけです。
１ はじめに
今日は、
文字を消す方法
についてお話ししたいと思います。
文字の消え方については
過去の記事があります。
予習すると今回の記事の内容が
頭に入りやすいです。
お時間のある方は立ち寄ってみて下さいね。
過去記事はこちらです。
もちろん過去記事を読まなくても
分かるように書いていますので
ご安心下さい！
２ ドローンショー
突然ですが、みなさんは
「ドローンショー」を知っていますか。
まずはこちらをご覧ください。
三味線の音色と四ッ打ちのビート。
富士山の存在感と相まって、
何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
2016年の段階でこんなイベントがあったのですね。
2017年。ハウステンボスでは
インテルがこんなショーをしていました。
ちょっと暗いですが、
「Ｉｎｔｅｌ」の文字が読めますか？
文字が現れ、そして消えていきます。
中国でもこんなショーがあったようです。
こちらは見やすくて、読みやすいです。
ロアネアさんのツイート
中国で行われたドローンショー。ぶつからないのすごいし、今後イルミネーションとかの幅が一気に広がりそう。pic.twitter.com/HxZ9gyn8om
— ロアネア@最多情報源バズニュース@二日酔 (@roaneatan) April 24, 2019
最後の方を見てください。
「長沙」「放肆愛」という文字が
現れたり消えたりしています。
ドローンショーを見ているうちに
打ち上げ花火を思い出していました。
打ち上がり、
パッと咲いて、パッと消える。
ドローンショーの
「長沙」の文字も
パッと現れ、パッと消える。
そしてふと疑問が浮かびました。
「文字ってどんな時に消えるのだろう。」
３ 娘（小５）の宿題
そんな目で見てみると
娘の宿題も気になってきます。
娘は塾に通っています。
塾の理科の宿題では、
覚える言葉を赤字で書くように
指示されているようです。
例えばこんな感じです。
ただ赤い字で書くだけだと芸がないので
私の独断でこんなシートを買いました。
そうです。
お世話になった方も多いでしょう。
ゼブラのチェックシートです。
赤のチェックシートを買って
さっそく使ってもらいました。
こちらが使用前です。
そして、
使用後です！
どうでしょうか。
みごとに文字が消えていますよね。
実のことを言いますと
肉眼だとかすかに
文字が見えてしまいました。(´;ω;｀)
娘は「遠目に見れば見えなくなる。」
とフォローしてくれましたが、
残念ながらシート導入は失敗です。
ですが、
カメラに撮る分には消えていますし、
せっかく買ったので、
せめてこのブログでは、
文字が消えたと扱わせていただきます。
４ 文字を消す方法
他にも文字を消す方法がないか、
想像してみましょう。
みなさんはどんな場面を
イメージしますか。
私なら、
まず消しゴムをイメージします。
鉛筆書きの文字を
消しゴムで消すという方法です。
それ以外のイメージも考えました。
ペンで書いた文字が
間違ったときに、
ぐちゃぐちゃっとミノムシみたいに
黒くぬりつぶす方法です。
もっと簡単に文字を消せる方法も
考えました。
紙に書いてある文字の上に、
物理的に物を置く、という方法です。
例えば、
別の資料や本を置いてしまえば
文字はしっかりと消えるでしょう。
「見えない」という意味では
文字は消えています。
その他に、
最初にご紹介した過去記事での
電光掲示板の文字も消えています。
新幹線の電光掲示板の文字は
右から左に流れて行って
消えています。
イメージ映像はこちらです。
（Central Japan Vehicle channel東海乗り物チャンネル 2016/12/29 に公開）
（余談）
実は今この記事は
新幹線の中で書いているので
目の前の電光掲示板のニュースを
映そうと思ったら映せます。
撮ろうかどうか迷ったのですが、
人の目や映り込みも気になります。
迷った末、
過去記事で引用したものを使い、
ラクをさせてもらいました！
（余談終わり）
話を戻しますと
電光掲示板ニュースの場合は
文字が左に流れて行って
消えているとも言えます。
また、電光掲示板の上では
文字は一瞬一瞬で
出現と消滅を繰り返している
ともいえます。
一定の電光掲示板のライトが点灯し
文字の形で出現する。
そしてライトが消滅し、
文字が消える。
次の瞬間に、
一つ左にずれて文字が出現する。
そしてまた消える。
この電光掲示板の文字の場合
文字が左に流れて行って消えているのだ
と言ってもよいし、
１つずつずれて文字が出現と消滅を
繰り返しているのだ
と言ってもよいでしょう。
さあ、みなさんは
ほかに思いつきますか。
「文字を消す方法」ですよ。
例えばこんな文字はどうでしょうか。
メリコミ系人文字。
— もじのすけ (@moji_mojinosuke) May 2, 2019
関取ズッシリ令和の人文字 白鵬「いい思い出に」― スポニチ Sponichi Annex スポーツ https://t.co/CPGI8GHhr6
この重苦しい「令和」の人文字は、
撮影後に関取が散らばったら
消えることでしょう。
それでは同じ人文字でも
こちらはどうでしょうか。
甲子園での高校野球の
PL学園の応援の人文字です。
黒地に白色の「ＰＬ」の文字が
赤地に黄色になり、傾いています。
そして「ヤッター」になったり、
「聖光」になったりしています。
それぞれの文字が消えたのは、
人文字の人たちが
プラカードを上げたり、下げたり
しているからでしょう。
他にもあります。
これを見て下さい。
これはどうでしょうか。
これはスポンジ筆の地面書道です。
もじのすけが書きました。
スポンジ筆に水を含ませ、
家の前のタイルに書いたものです。
そのことに触れた記事はこちらです。
https://mojinosuke.hatenablog.com/entry/2017/03/02/190000#４手書き文字の残留性を使わない遊び
この「毘」の文字は
地面に水で書いたものですので、
「ほっといたら」蒸発して消えました。
このように
文字を消す方法は
人力で消すときもあれば、
自然の力を利用して
消すときもあります。
他にも思いついたら
ご指摘くださいね。
この記事では
紹介していないものもありますし、
まだまだあると思いますよ。
今回の記事では、
文字を消す方法を無秩序に
並べてみました。
無秩序に挙げるだけだと
気持ちが悪いことでしょう。
（私だけ？）
ともあれ
次回の記事では
文字を消す方法について
整理してみたいと思います。
それでは
今日はこれくらいにしておきましょう。
おつかれさまでした。
Pencil with eraser and lead holder (part of a set)
Maker:S. Mordan & Co., England
Date:1848–49
Culture:Russian
Medium:Silver, lead
Dimensions:4 7/16 × 7/16 in. (11.3 × 1.1 cm)
Classification:Metalwork-Silver In Combination
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/210039
上杉謙信の手書き文字から作った
「けんしんフォント」無償公開中
【ダウンロードはこちら】
↓
http://mojinosuke.hatenablog.com/entry/2017/04/06/130000
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